県内一斉見学会 レポート№1

毎年恒例になっている「新住協一斉住宅見学会」。
一昨年までは「全国同日(北海道から九州まで同じ日)」で開催しておりましたが、昨年からは「地域」単位で日程を決めて行っています。
山形支部では2月の第一週の土日の2日間で開催しました。その模様をお伝えいたします。

新庄会場  木づくりの住い 結さま

まず始めに訪れたのが、新庄市。
「木づくりの住い 結」さまの『Q1.0住宅』の見学会会場です。
さすが豪雪地、雪の量が違います。
雪の量も然ることながら、寒さの厳しいこの地で年間497ℓの灯油消費量で賄える性能(実際はペレットで暖房)は、 嬉しいですね。
箱形のモダンな形で、落ち着いた色でコーディネイトされた外観。
住宅の大きさは、約33坪です。

広いリビィングに置かれている1台のペレットストーブ(写真)。
この一台でこの家の暖房を賄えると斎藤社長。

「今日は天気が良いから、もう少ししたらストーブ消そうかな」
確かに今日は、この冬には珍しいくらいの晴天。ペレットストーブも最少で運転しているにも関わらず、玄関から「ふあっ」とした暖かさ。
外気温が低くても、天候が良ければ暖房要らずで過ごせるのも『Q1.0住宅』であってこそ。

その『Q1.0住宅』を体感しようと、OPEN間もなく1組のご家族が訪れました。
その後も、一組、二組・・・・・。
次々と訪れるご家族様。あっという間に、会場がにぎやかになりました。
皆様の邪魔になってはと、会場を後にしました。斎藤社長、お邪魔しました。

あの賑いならそろそろペレット出番はなくなるなぁ、などと思いながら
ハンドルを握り次の会場へ・・・。

天童会場 髙橋工務店さま

イオンモール天童に隣接している分譲地に会場がありました。
足場に掲げている「200㎜断熱の家」の現場シートが目立っています
今回唯一の構造見学会を実施している「髙橋工務店」さまの
『Q1.0住宅』。完成してからでは隠れてしまう「構造」や「断熱材の施工」などが見ることができます。「構造見学会」は、家づくりをお考えの方には是非ご覧いただきたい見学会の一つですね。

玄関を入ると、こちらの会場も「ふあっ」とした暖かさが迎えてくれました。中に入ると、小さな電気ストーブが一台点いていました(写真)。温度計を見てみると、なんと18℃!
外気温は4℃というのに、こんな小さな電気ストーブで40坪を超す家全体が暖かくなっているのには、驚きました。
やはり「200㎜断熱」は違いますね。

実際の「200㎜断熱」の厚さを見て欲しいと高橋さん。
実物大の模型を現場に持ち込んで、長期優良住宅の最高等級の断熱材の厚さ(100㎜)との違いを展示していました。。

「200㎜断熱と冬の日射を取り込むことで、低燃費を実現しています。」と、表面温度計を片手に髙橋さん(写真)。
その表面温度計は「20℃」を表示していました。

寒河江会場 山匠エコシステムさま

続いて訪れたのは、寒河江会場。
「山匠エコシステム」さまの『Q1.0住宅』です。
この会場は、「予約制」で見学会を開催。理由は「入居済」だから・・。

実は4年前に建てた住宅なのです。こちらの会場は、お施主様と工務店の関係がとっても良く、ご厚意で見学会に御邸を提供していただきました。
それも「嫌々」でなく、とても嬉しそうに!
そのご主人曰く
「毎年新たな発見があります。面白いですね!Q1.0住宅!ハマリました」

笑顔で答えてくれたご主人と山匠エコシステムの佐竹さん。

ご主人は、竣工以来毎日欠かさず暖房用灯油消費量と外気温そして、日照時間のデータを記入しているとの事。
その貴重なデータを見せて頂きました。これがスゴイ!
「昨年の12月は、とても寒く天候も悪かった。例年の12月よりも灯油を多く消費しました。今年の1月の方が少し少ないくらいでした。」と、分析も鋭い。

ふと、ご主人の足元に目をやると、ナント「裸足」。
「天気が良いので、暖房はずっと点いていませんね」 温度計を見ると「23℃」  なるほど、です。

「いろんな工夫で、もう少し省エネできそうです。
快適で省エネって、楽しいですね」(ご主人談)

お住いになっている方のお話を聞ける見学会って、そうあるものではありません。
貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます

奥様、美味しいお茶と美味しい煮物をご馳走様でした。

次に目指すは・・・

続きは次回へ~