冬が寒い山形。 一年で何日間暖房するの?

冬の寒さの厳しい「山形県」

では、どのくらいの期間を暖房しているのでしょうか?

その【答】の前に・・・・・・

《問》 一般的にどのくらいの寒くなったら「暖房」するのでしょうか?

【答】 一日の平均気温が10℃を下回ると「暖房」を点けるそうです。

・・・・ということは、平均気温10℃を下回る「日数」を調べれば「暖房」する期間がわかりますね!

それでは、アメダスの観測地点がある主な市町村の平均気温から「暖房期間」を見てみましょう!!
(2016,2017年の気象庁アメダスデータより抽出)

 

 
 
 順位を見れば、寒さの厳しい地域が一目瞭然。

一位の「最上町向町」の暖房期間は、なんと!182日間!!一年の半分以上を「暖房」していることになります。このデータを見ると、気候風土によって「家づくり」も合わせていく必要性を感じますね。
「最上町向町」と「酒田市」では、一か月以上も暖房期間が違うのですから・・・・・・。
 
 
 

山形県は、文化も気候も「4つ」に分類

山形県は、本州の北東部に位置し「人の横顔」の形が特徴である、わが県。日本海に面しています。

県の面積は93万ヘクタールで、全国9位の広さ。そのほとんどを森林が占めている(72%)自然豊かな県です。

奥羽山脈の西側に位置するため、冬寒くて雪が多く、夏は2007年まで国内最高気温40・8度(1933年7月25日)を
記録するほど「東北一暑い」四季の変化が豊かな地域です。

わが県は、方言や食べ物などの文化の違いが地域ごとに特色があり、4つの地域に分けられます。
南から、置賜(おきたま)村山(むらやま)最上(もがみ)庄内(しょうない)の4つの地域です。

気候も4つの地域それぞれに特徴があるようです。

 

 

庄内地域

日本海に面しているので「多雨多湿」
冬は北西の季節風が強く、ふぶきますが、降雪量は少ないのが特徴です。
しかし、近年は村山地域より積雪が多い日も見られます。
方言:もっけだのぉ(ありがとう)
暖房日数:156日

最上地域

「豪雪地域」平地でも積雪が多く、晴れの日が少ない。
夏は、日中の気温が高くても夜は涼しい。
そのせいか霧の発生が多い。
方言:ありがとさん(ありがとう)
暖房日数:182日

村山地域

月山に近い北部は豪雪地帯。内陸部の積雪は最上・置賜と比べ少ない。
盆地のため、夏は特に暑い!連日の猛暑日も珍しくない。
が、朝は20度近くまで気温が下がってくれる。昼夜の温度差が大きい。
方言:ありがどさまっす(ありがとう)
暖房日数:165日

置賜地域

県内一、二を争う豪雪地域。吾妻山、飯豊山周辺は特に積雪量が多い。その一方、豊かな水資源になっている。
山に囲まれた盆地気候の特徴の通り、夏暑く冬は寒い。夏は、日中の気温差が大きい。
方言:おしょうしな(ありがとう)
暖房日数:173日