「QPEX3.31」研修会

QPEXの最新バージョン「QPEX3.31」の研修会を、産業創造支援センターで行いました。

「OPEX3.31」をご存知ない方に、簡単に紹介。
「QPEX」は、住宅のデータ(大きさや方位等)を入力することによりQ値(住宅から逃げる熱の量)と暖房エネルギーを計算できるソフト(Excel)です。
当時は、とても画期的でした(現在もですが・・)

それまで「Q値」は手計算で四苦八苦しておりました(苦笑)。

増して、暖房エネルギーの計算なんて! とってもとっても大変な作業なのですから(私にはとてもできません(>_<)
なにせ、建設地によって気候が異なります。気候が異なれば、暖房エネルギーも大きく違ってきます。
それが「QPEX」なら、瞬時に答え(Q値と暖房エネルギー)がでるのですから・・・。しかも価格は、5千円!

「QPEX」も、ver1.0から始まりver2.73まで改良を重ねてきました(QPEXの後の数字がバージョンの値)。
そして、ver3.0では、冷房エネルギーも計算できるようになりました。
さらに、ver3.31は昨年改正された省エネ基準(H25年基準)に対応しており、書類作成にも大助かりです。
現在は新住協会員のみの配布に限られ、将来販売するとしても以前のような価格ではないそうです。

前置きが長くなりました <(_ _)>

最新バージョン「QPEX3.31」
目を引いたのは「窓」に関しての項目でした。
最近は、窓の選択肢が豊富であります。各メーカーが多彩なサッシ・ガラスを開発し販売しています。
その多岐にわたる「窓」の種類を最新バージョンは、網羅しています。

また、「軒の出」や「庇」のデータ入力が必修になった点も注目でした。
「窓」もそうですが、「日射」に関する項目がこの度手を加えられました。

裏を返せば、暖房エネルギーを計算する上で「日射量」がとても重要になる、ということなのでしょうか?